カードローンの限度額は年収の何パーセントまで?

年収だけでカードローンの限度額が決定するのではない

限度額は年収の30%が目安

 

カードローンを利用すると消費者金融であれば3つの限度額、銀行カードローンであれば2つの限度額があります。年収によっていったいどのくらいまで限度額が決められるのか?気になるところでしょう。

 

しかしながらそれをハッキリと断言することはできません。なぜなら年収だけでカードローンの限度額が決定するのではないからです。信用がある、もちろんそれは大前提です。その上で返済能力を考慮して個別の限度額が決定します。だからこそ、同じ年収でも個人によってカードローンの限度額が異なります。

 

カードローン限度額を決めるためには、「信用力がある」という土台をもとに、「決められた限度額の範囲内」で「返済能力」に対して適正な限度額を決定するという複雑なものです。年収が300万円なら100万円が限度額、そのように決めることも推測することもできません。

 

カードローンの限度額と最低融資額

カードローン 利用限度額 金利
三菱東京UFJ銀行カードローン 500万円 1.8%〜14.6%
三井住友銀行カードローン 800万円 4.0%〜14.5%
みずほ銀行カードローン 最高800万円 2.0%〜14.0%
オリックス銀行カードローン 最高800万円 1.7%〜17.8%
りそな銀行 クイックカードローン 200万円 9.0%〜12.475%
りそな銀行 プレミアムカードローン 800万円 3.5%〜12.475%
ゆうちょ銀行 500万円 7.0%〜14.9%
新生銀行カードローン レイク 500万円 4.5%〜18.0%
楽天銀行 800万円 1.9%〜14.5%
ジャパンネット銀行 1000万円 2.5%〜18.0%
住信SBIネット銀行 1200万円 0.99%〜14.79%
イオン銀行 800万円 3.8%〜13.8%
セブン銀行 100万円 14.0%〜15.0%
じぶん銀行 800万円 2.2%〜17.5%
ソニー銀行 800万円 2.5%〜13.8%
アコム 800万円 3.0%〜18.0%
プロミス 500万円 4.5%〜17.8%
モビット 800万円 3.0%〜18.0%
アイフル 500万円 4.5%〜18.0%

(2017年7月現在)

 

カードローンの初回の限度額はいくら?

初めてカードローンを利用する場合、限度額がいくらになるのかは気になるところです。勘違いしてはいけないのはカードローン限度額500万円まで、となっている場合でも最高額の500万円が融資されることはありません。審査で個別にカードローンの限度額が決められ、最高500万円であっても30万円、50万円になることは珍しいことではありません。

 

初回限度額の上限として目安にしておきたいのは「50万円」です。

 

初めての借り入れで50万円以上が融資されることは稀です。それには理由があります。カードローン、なかでも消費者金融は貸金業であり貸金業法の法律の中で営業をしています。その中で最も重要視されているのは「総量規制」です。

 

総量規制とは
個人が貸金業者から借り入れができる総額は年収の3分の1まで

 

そのため「ある一定の借入額」になったときには収入を証明する必要が出てきます。その一定の借入額となるのが「50万円」です。総量規制では以下の条件になったときに収入証明書類を提出することを義務付けています。

 

  • 1社からの借入額もしくは借り入れ希望額が50万円を超える場合
  • 貸金業者全体からの借り入れ総額が100万円を超える場合

 

収入証明書類の必要なく融資ができる額として50万円が初回借り入れの限度額として目安にされています。もちろん50万円以下になることも少なくありません。あくまでも上限は50万円と考えます。

 

 

消費者金融はスピードを重視しているため大きな融資は初回に行うことはありません。ただし増額のペースは銀行よりも早いとされており、実際に大手消費者金融に問い合わせてみると「数ヶ月に一度」のペースで利用限度額の見直しをしているとのことでした。


 

合わせて読みたい記事

お金借りる

お金借りるならどこがいい?カードローンで初めてキャッシングする方法

 

カードローン限度額がいっぱいなったら?

現在利用しているカードローン、そこにある限度額いっぱいまで借りてしまった場合、それ以上に必要なお金があるときにはどのようにしたらよいのでしょうか?
その方法は2つあります。他のカードローンを新規申し込みするか、そして既存のカードローンを増額するかです。

 

 

カードローンの限度額いっぱいまで借り入れをしてしまうことは安全な使い方とはいえません。「借入残高」と「残高」の区別がつかなくなっている可能性があります。残高としてある金額は、自分の口座にある残高とは違って借りることができるお金ではあるものの自分のものではありません。


 

借りる癖がついている可能性があります。だからこそこれ以上借りたいとき、借りなければならない必要に迫られているときには「カードローンの増額」の選択をしましょう!

 

他のカードローンで借りる

今あるカードローンの限度額がいっぱいになった、つまりこれ以上借りられないと判断すれば、別のカードローンに申し込むというのは自然な選択かもしれません。しかしここには大きな危険が2つあります。

 

借入先が増えることによる多重債務の危険

多重債務は借り入れ件数が何社という定義はありません。複数の借入先があり、返済が困窮していればそれがたとえ2社からの借り入れだったとしても多重債務に陥っている状態です。借入先が増える=返済先が増えることになります。

 

毎月の返済先が2箇所になり、それぞれに返済額が異なり、金利が異なり、利息が異なります。借金の状況を管理しきれなくなることが多重債務の入り口です。

 

借り入れ件数が増えることによる今後の債務の危険

カードローンに申し込みをするとそれが審査に通った通らなかったに限らず個人信用情報機関に保有される情報になります。審査に通ると融資限度額から現在の借入残高、返済状況までが克明に記録されます。

 

借り入れ件数が増えることで今後の債務の審査には「現在の借り入れ件数と融資限度額総額」が考慮されるために不利になっていきます。

 

 

他のカードローンに申し込みをすること、それは借り入れ件数を増やすことです。新しい借入先を探し出すのではなく現状利用しているカードローンで解決する方法を選択しましょう。


 

増額を申込む

今あるカードローンの限度額がいっぱいになったとき、その限度額の枠を増やす方法があります。それが増額です。例えば現在の融資限度額が30万円であれば増額の申し込みをして40万円や50万円に増やすことで新たな借り入れ枠を確保できます。

 

借り入れ件数が増えないこと、つまり借入先を1社のみにしたままにすることは賢いキャッシングの最大のポイントです。

 

ただし増額を希望すれば誰でも増額ができるというわけではありません。限度額を引き上げるためには増額の審査を受けることになります。

 

カードローンの限度額を引き上げする為には?

現在利用しているカードローンには大手であれば会員ページがあるはずです。例えばプロミスであればインターネット会員サービスにログインをすると「限度額変更のお手続き」という項目がありそこから増額希望を申請できます。

 

すべてのカードローンにおいて、自分から申請した増額であっても、カードローン側から増額の案内が来たとしても必ず行われるのが「増額の審査」です。

 

希望すれば増額するのではなく審査が行われ現在の融資限度額以上にしてもよいかどうか判断されます。その審査で重要になるのは新規申し込み時とは異なります。

 

他社からの借り入れ状況の変化

貸金業者からの借り入れの場合、10万円以上の借入残高があれば3ヶ月に一度個人信用情報機関に他社からの借り入れ状況を紹介することが義務付けられています。(総量規制に抵触することを防ぐため)
それ以外でも増額の審査時にも他社からの借り入れ状況を確認し総量規制に抵触するかどうかだけではなく、借り入れ件数が増えていないかも確認されています。

 

 

借り入れ件数が増えていることが審査に不利になるのは、借り入れ件数を増やしてなお増額の申請もしていることに債務に困窮している多重債務の入り口であることを懸念されるためです。


 

確実に返済をしているという実績

新規申し込み時にはなかった情報、そして増額を申請する今だからある最も重要な情報。それがカードローンを利用している実績です。現在利用しているカードローンで確実に返済をしているのか、このポイントは非常に重要な項目になります。

 

数日遅れた、これが何度も頻発していれば話になりません。確実に返済をしていない人にさらに貸し出すカードローンはありません。逆に、確実に返済を毎月行っていればそれが「貸しても返す優良顧客」として審査に有利に働きます。

 

借りる返すを繰り返していないこと

ただ毎月返済を確実に行っていればよいということではありません。返済日直前に借り入れをしていればそれが返済額を用意できずに借りて返していることをさすのは明白です。返済状況だけではなく借り入れ状況も確認されています。

 

カードローンの限度額を減額するには?

実は限度額を増額ではなく減額することもできます。誰しもが不安になるのが金銭感覚が狂ってしまうことによる使いすぎ。それを避けるためにはそもそもの限度額を下げて使いすぎを防ぐ方法は非常に有効な方法です。

 

カードローンでは増額の申請は会員ページでも受け付けていますが、減額は直接カードローン側に電話をかけて申請をする必要があります。減額の場合、その理由を聞かれること、減額をしないでいる方向を勧められることはありますが審査はありません。

 

審査における基本中の基本、信用力があるということ

信用力というのをご存知でしょうか?カードローンを利用しているのであれば、返済を確実に行っているなど「実際の取引実績」をもとにした信用の度合いをはかる術があることが想像できます。

 

しかし、「まだカードローンの利用がない」「これからカードローンの利用を開始する」という実際の取引実績がない段階での信用力とはいったい、何のことでしょうか?

 

個人信用情報機関が日本に3社あります。金融機関などは融資を行う際、自社が加盟している個人信用情報機関に個人の債務情報を照会します。個人信用情報機関では個人の債務情報の多くを保有しているため、これまでの債務にトラブルあったかどうか、そして他社からの借入金額はどのようになっているのかも確認されることになります。

 

  プロミス アコム オリックス銀行
加盟先機関 株式会社日本信用情報機構 株式会社日本信用情報機構 全国銀行個人信用情報センター
株式会社シー・アイ・シー 株式会社シー・アイ・シー
提携先機関 × × 株式会社日本信用情報機構
株式会社シー・アイ・シー
共有利用機関 × × オリックスグループ各社

 

個人信用情報機関の加盟状況はこのようになっています。複数の個人信用情報機関に加盟していることはもちろんのこと、銀行カードローンでは銀行が加盟している個人信用情報機関のほか、保証会社として貸金業が用意されているため、貸金業が加盟している個人信用情報機関からも情報を集めることができます。

 

過去の債務にトラブルがないこと、それがカードローンの限度額、さらには融資を行うかどうかを判断する基本である「信用力」の審査になっています。

 

合わせて読みたい記事

信用情報の開示請求で照会するデメリットは?

 

融資額決定の基準、返済能力を考慮する

それでは返済能力とはどのようなものでしょうか?カードローンに申し込みをすると非常に詳細な内容の申込書に記入しなくてはなりません。それこそが「返済能力を判断する属性スコアリング」のためのものです。

 

申込書に記入した内容の一つ一つは、属性となります。その属性に対してカードローン側が評価点数をつけます。評価点数の合計によって返済能力を判断しています。

 

申込書の項目を見てみると、本人情報となる氏名、年齢、生年月日や電話番号、住所はもちろんのこと、居住形態や家族構成、さらには勤務先情報は細かく分けられており、従業員数まで記入しなくてはなりません。

 

その理由は実に簡単です。収入と支出のバランスを調べることが目的です。

 

返済能力を検証するためには、収入だけでは足りません。借金返済のために収入を得ているのではなく、毎日の生活があります。支出状況も個人によって異なるでしょう。一つ一つの情報をこれまでのデータと照らし合わせて返済能力を調べています。

 

消費者金融など貸金業者の3つの限度額

消費者金融には3つの限度額があります。

 

総量規制 貸金業法の一つ、総量規制によって「個人の貸金業からの借入総額は年収の3分の1まで」と決められている
各消費者金融の最大融資額 消費者金融で最大融資可能な限度額(500万円〜800万円ほど)
個別融資限度額 信用力、返済能力、総量規制などによって審査され個別に決められる融資限度額

 

例えば年収が300万円だとしましょう。「総量規制によって決められるカードローン限度額」はその3分の1になるため「上限100万円」です。「消費者金融各社のカードローン限度額」として500万円が設定されていても、総量規制での上限が100万円になるため関与しないことがわかります。

 

しかし、上限100万円というのはあくまでも総量規制という法律で決められた「最高借入可能額」であるため、1社からの借入で設定されることはありません。消費者金融各社が「審査によって判断した個人の融資限度額」が最も低い限度額であり、適用される限度額になっています。

 

例えば、プロミスで公開している月次営業指標があります。そこでは2016年4月の一顧客当たり無担保ローン残高が55万2千円となっています。もちろん多く借入をしている方もいれば少ない方もいます。平均というよりは中央値として55万円がある、ということでしょう。

 

銀行では2つのカードローン限度額がある

銀行カードローンには2つの限度額があります。

 

各銀行カードローンの最大融資額 各銀行カードローンで最大融資可能な限度額(800万円〜1,500万円ほど)
個別融資限度額 信用力、返済能力などによって審査され個別に決められる融資限度額

 

銀行は貸金業ではなく銀行法に基づいています。そのため総量規制の対象ではなく、さらに銀行法には個人へのカードローン限度額を制限する法律はありません。銀行側が独自に融資限度額を審査によって決めることとなります。

 

ただし、返済能力等考慮していることは審査を行っていることから考えても間違いありません。住宅ローンでもよくきく言葉ですが、返済比率があります。返済比率とは、年収における返済額の割合をさすものであり、30%〜40%に抑えられることが一般的となっています。

 

年収の何%までお金を借りれる?

消費者金融では3つの限度額があります。銀行カードローンには2つの限度額があります。最大限借入ができる金額はどちらも年収の30%までですが、1社からの借入となればそうはいきません。

 

すべての無担保ローンの合計が年収の30%以内に抑えられると考えましょう。そのため1社当たりの融資限度額はそれほどの金額に達することはありません。

 

一般的なサラリーマン家庭(年収400万円)で1社当たりのカードローンの借入は30万円ほどとなっています。参考にできる数字になるでしょうか。

 

いくらまで借入ができるのか、それも重要なことかもしれません。しかし適切なカードローンを、有利な金利で借り入れることもしっかりと検討しましょう。