無職でもお金を借りる方法(年金受給者の場合)

年金受給者がお金借りるには?

失業中・主婦・年金生活者

 

カードローンでは収入がなければ借り入れができません。しかしその「無職」という言葉にはさまざま事柄が含まれています。例えば専業主婦。配偶者の収入を支える大事な役割を家庭で担っているにも関わらず、本人に収入がないということから「無職」として扱われています。

 

また、年金受給者もほかに収入がなければ「無職」とされています。つまり勤労による収入が得られないならばそれは無職です。

 

しかし専業主婦でも借り入れができる銀行カードローン、例えばみずほ銀行カードローンがあります。配偶者に安定した収入があることが条件であり、限度額も30万円までと決められてはいるものの、消費者金融やほかの銀行カードローンでは配偶者貸し付けは利用できないことが多いためチェックしておきたいところです。

 

ところが「年金受給者」や「失業者」となれば話は別です。途端に借入先は見つかりづらくなります。

 

年金受給者でも利用できる銀行カードローン

ほとんどの消費者金融、そして銀行カードローンでは年金受給者の借り入れは「年金+ほかの収入」が利用の条件になります。例えばアルバイトでも構いません。または家賃などの不動産収入も認められています。

 

 

必ず確認を!
年金受給者に対応している銀行カードローンかどうか、必ず確認をしましょう。それを怠ると「年金受給者に対応していない銀行カードローン」に繰り返し申し込みをすることになりかねません。通らない審査に繰り返し申し込みをする、これは「申し込みブラック」の状況になり得るものです。


 

チェックしたいのは2つ。「年金受給者に対応しているか」と「上限年齢」です。

 

  年金受給者対応 年齢上限
プロミス ×
アコム ×
モビット ×
新生銀行カードローンレイク 70歳以下
みずほ銀行カードローン 65歳以下
三井住友銀行 ×

 

新生銀行カードローンのレイクと、みずほ銀行が年金受給者に対応しています。年金受給者がカードローンを利用するとすればこの2つの銀行カードローンを比較することとなります。それではどちらが利用に向いているのかを確認していきましょう。

 

  レイク みずほ銀行
金利 4.5%〜18.0% 4.0%〜14.0%
限度額 1万円〜500万円 10万円〜1000万円

 

金利に注目してみるとみずほ銀行の方が有利に感じられます。しかし、問題はそれだけではありません。実はレイクには無利息期間があります。

 

  180日間無利息 30日間無利息
対象 初めてレイクで契約する方
無利息開始 契約翌日
契約額 1万円〜200万円 1万円〜500万円
対象借入額 5万円まで5万円超過分は通常金利 借入額全額

 

5万円までの借り入れはレイク!
5万円までの借入であれば180日間つまりおよそ半年もの間、ゆっくりと返済をしても利息は0円です。

 

レイクの借り方(即日融資・2種類の無利息期間〜毎月の返済額まで)

 

大きな金額ならみずほ銀行カードローン
一方で大きな金額であれば融資限度額に応じて適用金利が決まり、さらに低金利のみずほ銀行はお得です。

 

融資限度額 金利
10万円以上100万円未満 年14.0%
100万円以上200万円未満 年12.0%
200万円以上300万円未満 年9.0%
300万円以上400万円未満 年7.0%
400万円以上500万円未満 年6.0%
500万円以上600万円未満 年5.0%
600万円以上800万円未満 年4.5%
800万円以上1,000万円以下 年4.0%

 

※みずほ銀行カードローンには金利が3.0%〜7.0%と超低金利のエグゼクティブプランと3.5%〜14.0%のコンフォートプランがあります。どちらのプランが適用になるのかは審査後に決定となりますので自分で選択することはできません。比較するときにはコンフォートプランにしましょう。

 

高齢者世帯、低所得者世帯に生活福祉資金貸付制度

年金受給者でも貸し付けが受けられる制度があります。それが社会福祉法人の全国社会福祉協議会が行っている生活福祉資金貸付制度です。

 

低所得者、障害者、高齢者の生活を経済的に支えながら社会参加の促進を図ることが目的の貸付制度。実施主体は都道府県社会福祉協議会となっており市区町村にある社会福祉協議会が窓口です。
低所得者個人、障害者個人、高齢者個人が対象となるのではなく、低所得者、障害者、高齢者を含む世帯単位が対象となります。

 

貸し付け対象者 低所得者世帯 資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯
市町村民税非課税程度
障害者世帯 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者の属する世帯
障害者総合支援法によるサービスを利用しているなど条件と同程度と認められるものを含む
高齢者世帯 65歳以上の高齢者の属する世帯
日常生活上療養または介護を要する高齢者等
資金種類 総合支援資金 生活支援金・住宅入居費・一時生活再建費
福祉資金 福祉費・緊急小口資金
教育支援資金 教育支援費・就学支度費
不動産担保型生活資金 不動産担保型生活資金・要保護世帯向け不動産担保型生活資金
連帯保証人 原則必要
金利 無利子(連帯保証人を立てない場合は年1.5%)

 

最大の魅力は「無利子」であること。連帯保証人を立てることが条件となっており、それができない場合には年率がかかりますが、それでも1.5%です。また返済期間が長く用意されているため生活に負担がないように計画することができます。

 

大きな魅力の反面、大きなデメリットもあります。

 

@連帯保証人を用意すること

連帯保証人を立てなかったとしても金利は1.5%となるため超のつく低金利です。しかし連帯保証人は原則必要となっており、それを頼むことは大きな不安でもあります。

 

A申し込みから融資決定までに1か月以上かかること

厳密にいえば公的融資ではなく、社会福祉協議会が主体となっています。商品として金融機関が提供しているものとは異なり、制度です。
そのため審査自体にも時間がかかり最短でも1か月はかかる傾向があります。

 

B手続きが多い

生活再建が目的となる貸付制度になるため、収入証明書類等の用意ができないことがむしろい一般的です。そのため生活費としてどのくらいかかっているのかを明確にするためにレシート、明細書等の用意が必要です。
それ以外にも本人確認書類はもちろんのこと、世帯状況を確認するための書類や、連帯保証人の収入証明書類、失業中であれば自立のための計画書など必要な書類は非常に多くあります。

 

C自由キャッシングではなく目的に合わせた貸付であること

資金目的を明確にしなければ貸し付けを受けることができません。自由に借り入れをして追加返済もまた自由であるカードローンとは異なります。

 

D審査には相談も含まれている

民生委員との面談相談も含まれています。購入目的、資金目的を明確にして申し込みをしてもリサイクルショップでの購入を提案するなど簡単に受け入れられるものではありません。
また就学支度費についても日本学生支援機構の奨学金を先に検討するように提案があります。

 

年金が担保になる!

年金を担保に融資をする、それは「独立行政法人福祉医療機構」以外はすべて違法です。年金を担保にした融資を行うことは独立行政法人福祉医療機構にしか認められていません。

 

対象者 次の証書を持っており、その年金の支払いを現在受けている方
厚生年金保険年金証書
国民年金・厚生年金保険年金証書
船員保険年金証書
国民年金証書
労働者災害補償保険年金証書
対象外 平成26年12月1日以降に借入申込をした方で、任意繰上返済され、融資決定時の完済予定日に到達していない場合
生活保護受給中である場合
年金担保融資(労災年金担保融資を含む。)を利用中に生活保護を受給し、生活保護廃止後5年間を経過していない場合
融資金の使途が投機性の高い場合(ギャンブル等)もしくは公序良俗に反する場合、または借入申込者ご本人の利益に明らかに反する場合
年金の支給が全額停止されている場合
同一の年金で借入金残高がある場合
現況届または定期報告書が、未提出または提出遅延の場合
特別支給の老齢厚生年金を受給していたかたで65歳時の年金決定手続き期間中の場合
反社会的勢力に該当する方、反社会的勢力と関係を有する方または反社会的勢力に類する行為を行う方
融資額 10万円〜200万円の範囲で、年金の0.8倍、1回当たりの返済額の15倍以内
金利 年金担保融資 1.9%
労災年金担保融資 1.2%
連帯保証人 原則必要

 

銀行カードローンと比べても低金利であることは大きなメリットです。年金を担保として本人が融資を受けられる法律で唯一認められた年金担保融資です。

 

ここにもデメリットがあります。

 

@融資までに時間がかかる

審査が入念に行われること、必要な手続き、書類が多いことを含めて申し込みから融資までには最低でも1か月がかかります。

 

A返済は年金からの差し引き

法律で認められる唯一の年金担保融資であり、返済は年金から差し引かれます。

 

B年金担保融資の廃止が検討

社会福祉協議会で生活福祉資金貸付制度があり、平成27年には生活困窮者自立支援制度が施行されました。高齢者も利用ができる貸付制度の法整備が順調に進んでおり、年金担保融資の廃止が検討されています。

 

無職という言葉の意味

無職という言葉にはさまざまな意味が含まれています。それは、配偶者の収入を支える専業主婦であったり、やむを得ない理由で失業したばかりであったり、障害によって働くことができない環境にあったり、退職をして年金で生活をしていたり。

 

生活を立て直さなければ収入を得るだけの環境を整えることができない現状があります。自分にとって何が適切な融資になるのか、しっかりと比較し検討をしましょう。